産後に復帰しやすく、 子どもがいても働きやすい。 主婦でも活躍できる環境です。
小さい頃、母方の祖父母が癌で寝たきりになっていました。母がつきっきりで看病したり、病院に通い詰めていました。その姿をずっと見ていて、身の回りの世話や、なにかお年寄りの喜ぶことができればいいなと思ったのが、介護の道に進もうと決めたきっかけです。
愛生福祉会には、大学を卒業後、新卒で入職しました。長い間勤めさせていただいています。介護職員や生活相談員の仕事を経験した後、出産して、育児休暇を約1年頂きました。その後、子育てをしながら働けるようにと、パートとして復帰しました。勤めている施設のそばに託児所があるおかげで、子供が小さいうちから仕事に復帰する事ができました。
折り紙や手遊びなど、皆様が楽しめるレクリエーションを行います。ご利用者様とお話ししながら過ごす、楽しいひとときです。
ご家族様から預かったお荷物の中身を確認します。施設で生活する上で、不足しているものはないかをチェックします。皆様の良い生活のため、小さなことにも気を配っています。
忙しいときでも、ご利用者様とのコミュニケーションの時間はとても大切にしています。人生の先輩である皆様から、為になるお話が聞ける事もある、充実した時間です。
認知症の方に、どう関わっていけばいいのかという点です。
認知症の方への接し方は、研修で学んでいましたが、やはり感じ方は人それぞれなので、その人に心地よく生活してもらうためのケアを見つけ出すのが、とても難しいです。後は、後輩の指導も難しいです。どのように言えば理解してくれるのか、常に考えながら接しています。どちらも、人と人との関わり方だと思うので、決まりはなく、対応は人の数だけあります。そこが大変ですが面白くもあります。
以前にこんなことがありました。もともとは元気だった方が、急に脳梗塞で倒れて入院されたんです。
施設にお戻りになられた時は、胃瘻(口から食事ができず、胃に管を通して栄養を摂取する)の状態でした。お顔からは表情も消え、会話もなくなってしまい…。その人は、食べることが好きな方だったので、食べる喜びを取り戻せるように、看護師、栄養士と相談しながら、口から食事を接取する訓練を続けました。その結果、口でものを食べられるようになり、ご本人もご家族様すごく喜んでいらっしゃいました。表情もでてきて、会話をされるようになった。この時は本当に嬉しくて、やりがいとは、こういう部分にあるのだと思いました。
まもなくその方はお亡くなりになられたのですが、好きな食事を続けられて、幸せそうに、その人らしく最期を迎えられてよかったと本当に思います。
若くて元気なスタッフが多いですね。みんな、とても優しいです。
私には子供がいて、熱が出たときなどは、お休みをいただくこともあります。そのことで、ほかのスタッフには迷惑かけてしまうのですが、みんな嫌な顔せずフォローしてくれます。そんな優しい人が多い職場です。
挨拶がしっかりできる人ばかりで、いつも職場は和やかです。
世話が必要な子どもを、愛生福祉会の託児所に預けているので、日中も働けます。
この年齢の子は保育所になかなか預けられず、私の周りのお母さんはみんな苦労しているみたいなので、この環境はとてもありがたいと感じています。
愛生福祉会に託児所ができてから、産後に復帰するママさんが多くなりましたね。
私は、理事長の考えにとても共感できると思っていて、「その人がその人らしく過ごせる」「その人らしく終わりを迎えることができる」 そのための取り組みが魅力だと感じています。おいしい食事など、豊かな生活の手助けができるのはすばらしいことですし、幸せそうなお年寄りを見ていると私まで嬉しくなってきます。特に私が勤務する庄内の里は、環境が開放的で、とても自由です。認知症だからと鍵をかけて閉じ込めたりはせず、自由に出入りできる自由な環境です。もちろん危険がないように職員がしっかりサポートしています。
介護は、とても自分の身になるお仕事です。
お年寄りから戦争中の話や、その人の生き様について聞くことができる機会もたくさんあり、いつも勉強させていただいています。人と関わる仕事なので、自分磨きができる仕事だとも思っています。